「北海道のうまい!を函館から」をテーマにタラコ・明太子やいかしゅうまいなど北海道の海の幸をふんだんに使用した食品を作り続けている函館タナベ食品の熱血工場長入部さんに「地域に対する思い」「商品のこだわり」を伺ってきました。
地域に密着して、美味しいものを作っていきたい
ー(CMで見たことある人だ…!)本日はよろしくお願いします。
まず初めにざっくりと会社を立ち上げるきっかけはなんだったんでしょうか?
水産加工会社の函館工場として2004年に立ち上げられたのがきっかけです。
そこから、北海道に工場を構えているんだから、もっと地域に密着し北海道の食材を使った美味しいものを作っていきたいとの考えから、函館タナベ食品を立ち上げることになりました。
ー1番初めに作った商品はなんですか?
初めはたらこからスタートしています。
ーいかしゅうまいはいつ頃から作り始めたんですか?
2005年から商品化まで1年以上要しました。
ー創業した翌年には代表商品が考案されているんですね。
そうですね。ありがたいことに、モンドセレクションなどで評価していただいたり、早い段階から、北海道のみなさんにはCMなどで知っていただくことができました。
※「いかしゅうまい」はモンドセレクション11年連続最高金賞受賞、「近海無着色たらこ 函入娘」はモンドセレクション4年連続金賞受賞など書き出したらキリがないほどの受賞歴!
ー今でもセリフが頭をよぎります(笑)

ありがとうございます(笑)
いかしゅうまいの美味しさの理由は北海道

ーどうしてそんなに早く評価されたんでしょうか
手作りと北海道にこだわったことが大きいと思います。
ー食材が北海道産ということですか?
そうですね。使用している真イカから、タマネギ、しゅうまいに使用している小麦粉まで北海道産にこだわっています。塩も八雲町熊石産海洋深層水を釜炊きしたもので、タレは札幌市にある福山醸造さんにお願いしていて日高町産コンブを取り入れています。
ーイカも最近では北海道産に限らず漁獲量が減っていますよね。
なかなか厳しい状況ではありますが、こだわりは捨てないように北海道産にこだわってこれからもやっていきたいですね。
ーしゅうまいの皮についてなんですけど、最初見た人はこれがイカだと思う人も多いですよね。
これは地元の製麺所、岡田製麺さんに特注で作ってもらっているんですよ。イカソーメンに見立てるために細さなどこだわって作ってもらっています。玉ねぎなども地元の加工屋さんに供給をお願いしています。
ー食材も北海道産でいて、協力してくれるメーカーさんも北海道のメーカーって愛しか感じないです!
社訓にもあるのですが、地域の全ての人に尊敬される、支持されるメーカーでありたいと思っているので、地域と一緒になって美味しいものを作っていきたいという想いの表れです。
こだわり抜いた北海道の海の幸を実食

ぜひ食べて行ってください
ーいいんですか…!
ー熱!うま!
ありがとうございます。
ーふんわりプリプリの食感でイカも柔らかく食べやすい。優しい味付けなので何個もいけそうです。うま。
電子レンジで簡単に食べられるのでぜひ持って帰ってください。

ーありがとうございます!そのまま以外でアレンジのおすすめはありますか?
揚げしゅうまいにするのも美味しいですし…

ー(揚げ…!)
あんかけしゅうまいにしても美味しいと思います。

ー(あんかけ… !)絶対美味しいやつですね。
それはもう絶品です。ぜひ、たらこと明太子も食べていってください。
製法にこだわることで美味しさを作り出す

ー粒々感にかなりびっくりしています。
明太子・たらこは粒立ちが命ですからね。近海でとれたたらこは当日から翌日にかけて生の状態で特製の塩調味液に24時間温度管理を徹底して漬け込むことでこの粒立ちを作っています。
ー味付けがとっても美味しいです!
北海道南かやべ産の真昆布を隠し味に使用した秘伝のタレで48時間漬け込んでいるので、甘みと旨みが引き立つんです。
ータラコそのものにもこだわっているんですか?
通常は塩漬けされたタラコを仕入れて、そのメーカーごとに味付けを行いますが、弊社ではスケトウダラの卵の仕入れから販売まで、全て自社で行っています。

ースケトウダラから選ぶ…すごい。
粒立った食感を確保するため、担当者が産地工場に張り付き2カ月近く水揚げを待つこともあります。
ーそもそも国産の原卵自体がとっても希少なんですよね。
国内で流通している国産原卵を使用した商品はもともと少ないのですが、特にこの1〜2年は全体の3%程度と言われています。もっと知ってもらいたいので動画を見てください!
【函館タナベ】近海たらこ明太子が出来るまで
ー動画をみていて思ったのは、加工技術があってこそはもちろんなんですけど、やっぱり北海道って美味しいですよね。
私たちもそれは常々感じていて、代表商品はタラコや明太子、いかしゅうまいなんですけど、もっともっと北海道の食材を使って商品を作っていきたいと思っています。

ー他にどんな商品を作られているんですか?
函館は昆布の街でもあるので、最近終売してしまったんですが、「早摘み 昆布の若芽」という、昆布を販売していました。柔らかくてとっても美味しいんです。
ー本当に地元のもの、北海道のものにこだわって色々商品開発されているんですね。
これからも北海道を発信していけるように美味しい食品を作っていきたいと思っています。
ー本日はありがとうございました!
函館タナベ食品
名称 | 函館タナベ食品株式会社 |
おすすめ | – |
住所 | 〒041-0808 北海道函館市桔梗5丁目28番17号 |
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