経営

函館の人にこそ食べてもらいたい。創業より35年、生珍味をつくる三栄水産工業

北海道函館市の湯浜町の三栄水産工業有限会社。1986年の創業より、海を目の前にした工場で、塩辛をはじめとする生珍味を製造する。三栄水産工業のものづくりについて代表取締役 坂本啓司さんにお話しを伺いました。

「サーモンdeキムチ」をキッカケに三栄の生珍味を!

―本日はよろしくお願いします。1986年の創業以来、函館で塩辛などの生珍味の製造をしてきた三栄水産の商品の中で「サーモンdeキムチ」がとても気になりました。

うちは創業以来、卸しメインで珍味を製造してたんだけど、少しずつ自社の商品も増やしてきたんだよね。新しい商品を常に考えているんだけど、ありきたりなものがほとんどで・・・そこでサーモンという素材に目をつけて商品開発を続けてきたんだよね。

ーサーモンは大人も子供も好きな魚ですもんね!

そう!今やサーモンは誰もが大好きな定番の魚。生珍味に馴染みのない人にもサーモンなら手に取りやすいと思ったわけ。それで試行錯誤の結果完成したのが「サーモンdeキムチ」。生珍味は年々食べる人口も減ってきているし、お父さんの食べ物というイメージが強いから、若い世代や女性でも食べやすいものを目指したんだ!

ー具体的にどんなところにこだわりましたか?

一番大事にしたのは、口当たりや素材の食感の部分。手作業で角切りにしたサーモンを米糀と薄口の特製調味で一度熟成させて、その後、レンコン・人参・ごぼう・ニラなどの食材をベースにした特製キムチダレと合わせて漬け込む。サーモンは旨味が強くいけど、柔らかい素材だから、レンコンやごぼうを加えることで食感でも楽しめるようにしたんだ。

ーなるほど!味のインパクトはもちろん、食べ飽きしないためにそんな工夫が隠されていたんですね!

他にもサーモンの商品は、麹漬けとチーズ味というものラインナップに加えているんだ。いろいろあった方が楽しいでしょ!

ーひと口にサーモンと言っても、いろんな楽しみ方ができますね!ズバリ、どんな食べ方がおすすめですか??

まずは、そのまま食べてもらいたい!でも、おすすめは海苔を敷いたご飯の上にサーモンdeキムチ乗せて卵黄をトッピングした「サーモンdeキムチ丼」。これは一度食べたら病みつきになる美味さですよ!

サラダに一緒に盛り付けてマヨネーズをトッピングする「サーモンdeキムチのマヨサラダ」ってのもあり!様々なアレンジを楽しめるのも「サーモンdeキムチ」の魅力だと思ってるよ!

「サーモンdeキムチ丼」これは想像しただけで美味しそうです・・・

ライターが選ぶ!三栄水産工業おすすめの商品

サーモンdeキムチ 

キムチのピリ辛とそれぞれの素材の旨味が程よくマッチした味わいは、ご飯のお供にも、お酒のおつまみにも大活躍間違いなし!

商品ページへ

従業員全員でつくるのが三栄水産らしさ

ー「サーモンdeキムチ」を含めて新商品の開発は主に坂本さんが担当しているんですか?

構想を考えたり、始まり部分は自分がキッカケとなることが多いけど、スタッフの声はできるだけ取り入れるようにしている。特に、梱包や事務を担当するスタッフの声には、より注意深く耳を傾けるようにしているんだ。

ー製造のスタッフさんよりも、梱包や事務の方ですか???

製造のスタッフの声は大事。梱包や事務を担当するスタッフは製造の段階で直接味に関わることがないじゃない。その分、食べた時の感覚は一般消費者に近いものがあって、純粋に美味しいかそうでないかで判断してくれるからね!

もちろん、実際に製造するスタッフの技術を信頼しているからできること。でも、製造サイドは手間を考えてしまうし、経営サイドは売れるかどうかばかり考えてしまう。もちろん、どちらも大事なことなんだけど、まずは美味いかどうかが一番大事だと思うんだよね!

ー確かに、、、実施に食べる人の感覚に近い方がいいですよね!

あとは、試食をしてみんなで採点をつけるんだけど、社内で◯がついた試作に関しては、基本的に商品化までしてみることにしているんだ。味覚は十人十色で100%と言うものはないから。だから、まずは商品化できるものはして、外に出していろんな評価を聞くようにしている。だから、うちの商品開発はみんなで作っていると言うのがよく似合うと思うな!

函館名産ガゴメ昆布とチーズの調味料「がごめチズ子」

ー函館の名産品であるガゴメ昆布を商品化したんですね??

うちは生珍味の製造がメインだから、常温の商品開発はこれが初めて。函館名産のガゴメ昆布とチーズを合わせた調味料なんだけど、昆布の風味とチーズの濃厚さがちょうど良くて、から揚げやフライドポテトとの相性がいいんですよ!

「がごめチズ子」と言うネーミングもユニークですね!

商品名はスタッフ全員のアイデアから決まったんです。本当のことを言うと、スタッフから1人5案出してもらって、あとは自分の独断で決めようと思ってたんだ。これを言ったら怒られるけど、実はそんなに期待しなかったから。。。笑 実際に出てきたらいい案が多くて、結果的にはみんなに協力してもらって「がごめチズ子」に決まったんだよね!

ーみんなで商品開発する三栄水産さんらしさが詰まっていますね!

三栄水産未来への挑戦

ー今後の展望を少し聞かせてください。

直売所を始められたらと思っているかな。コロナの影響でいろいろ考えたけど、これまでのように卸業に依存するのではく、しっかりと小売もしていかないと思うようになった。そんな時に直売所が一番初めに頭に浮かんだんだ!

ー小売により力を入れていくと言うことですね??

自分で言うのもなんだけど、うちの商品は本当に美味しいと自信を持って言える。これまでも、知人からどこで買えるのかを聞かれることも多かったけど、卸がメインだと自分たちの商品として世に出てなくて・・・少しずつ、自社商品を増やす中で、三栄水産の名前も知ってもらえるようになってきたんだ。そうすると、自分たちの味をもっと知ってもらいたいと思うのが自然の流れでしょ?

ーそこから全国へ知名度を!って感じですか??

いやいや、地元のお客様を一番大事にしたい!全国になんて大きいことは思わないし、これまで自分たちが生珍味を作ってこられたのも地元あってのこと。だから、函館やその近郊の人たちにまずは認められるものをつくりたいな!SNSもやっているけど、地元の人たちに的確に情報が広まってくれればそれでいいと思ってる。

ー函館の味を函館の人に認めてもらう!いいですね!

自分たちで販売できることで、新しいアイデアも積極的に商品化できるでしょ!直売所で聞けるお客様の声が一番リアルな声で、商品化したらすぐに評価を聞けるってスゴイことだし、少ない原料でも、商品化に挑戦ができることも魅力。うちはスタッフみんなで商品開発をするから、一番のやりがいにもなると思うんだ!やっぱり、仕事をするんだったら楽しい方がいいでしょ!

それで、いつかは海沿いのカフェなんかができたらいいね!

三栄水産の目の前には海が広がり、函館山を望む事ができる。

ー事務所で話をしている最中もずっと波の音が聞こえるくらい海のそばですもんね!直売所のOPEN楽しみにしています!

三栄水産工業有限会社

名称三栄水産工業有限会社
おすすめ サーモンdeキムチ
住所〒042-0933 北海道函館市湯浜町1-3
定休日土・日曜日・祝日
発送可能日
備考
ABOUT ME
高山 義彦
ロカラの高山です。北海道の食を愛し、北海道のおいしい、地元道南のおいしいを探し続ける、食いしん坊。ロカラが運営するショッピングサイト「道南地元市場」の名物店長としても活動中!全国の消費者の皆さんに北海道のおいしいをお届けするために日々奮闘中!