職人

木樽仕込みの塩辛づくりにこだわりを持つ 小田島水産食品

木樽仕込みの塩辛と言えば小田島水産食品

戦後から使い続けている木樽

創業大正三年の小田島水産食品は戦後から現在まで木樽仕込みにこだわり塩辛の製造を続けています。昔は木樽で仕込むことが当たり前でしたが、軽くて扱いやすいプラスチック容器が普及すると他の製造メーカーは次々と木樽の使用をやめていきました。

小田島水産でも一時、木樽からプラスチック容器に変えようとした時期がありましたが、今まで作ってきた塩辛の味が出せないことから、プラスチック容器をやめ木樽で仕込むことにしました。

塩辛づくりを始めた頃の小田島水産食品と木樽仕込の塩辛

自分たちが求める味の塩辛をつくるために木樽を使うことは必然的なことで、味にこだわった結果木樽を使い続けてきました。以前は当たり前だったことが今では付加価値になることには驚きましたが、木樽仕込みと言えば小田島さんと言われるようになりました。
これからも自分たちの味にこだわった塩辛づくりと伝統的な木樽仕込みを続けていきたいです。

機械化は最小限にして手作業での丁寧な仕事にこだわる

小田島水産食品の工場を見学して感じたことは、各工程で人の手によって丁寧な仕事がされていることです。
人の手で作業することでイカの状態を見極められるし、仕込みで微調整をするには必要なことだと言います。

手作業で撹拌作業をする小田島さん

塩辛づくりの中でもっとも手作業にこだわる工程は、1週間熟成させる中で毎日数回樫の棒を使い塩辛を撹拌させることです。この工程は木樽に住み着く微生物や発酵菌の活動を促す役割があります。
棒で突いた時に中に入った空気が樽底に跳ね返りポコンという音がします。この音がなるとしっかりと空気が入り撹拌できている証になるそうです。この微妙な力加減は手作業でしかできないと言います。 この丁寧な仕事がまろやかで深みのある味の塩辛を作り出し、着色料がなくても綺麗な桜色の塩辛に仕上がります。お客様に丁寧な商品をお届けするために、丁寧な手作業にこだわり続けています。

きっかけは常連客からの一言

イカの不漁が続く中で、小田島水産食品では塩辛の新しい可能性を探し続けています。 新潟のかんずりを塩辛に入れた「かんずり入塩辛」に始まり、スペインの代表的な家庭料理アヒージョと塩辛をコラボレーションした「塩辛deアヒージョ」を開発してきました。

塩辛deアヒージョ

「塩辛deアヒージョ」が誕生したきっかけは常連客からの何気ない一言でした。「小田島さんの塩辛をアヒージョにいれたら美味しいよ」と進められて試してみると塩辛の絶妙な味とイカの風味が合うことに驚きました。 これは塩辛の消費拡大にひと役買うのではと商品化を進めました。

これまでの塩辛のイメージとは違う商品ではありますが、塩辛の良さが十分に生かされています。塩辛は苦手だけどアヒージョなら美味しく食べられたと特に女性からの評判も良いです。 これまではお父さんのお酒のおつまみのイメージが強かった塩辛も「塩辛deアヒージョ」によって女性や若者にも広く食べてもらえるように積極的に広めていきたいと小田島さんは話してくれました。

ライターが選ぶ!小田島水産おすすめの商品

塩辛deアヒージョ (150g/個)

スペインの家庭料理アヒージョと函館の郷土料理塩辛が夢のコラボレーション。お好みの野菜やエビやイカなどの魚介類・キノコを入れてお召し上がりください。塩辛deアヒージョに使用しているのは小田島水産食品の木樽仕込みの塩辛。杉樽に仕込んだ塩辛を1週間毎日数回、6尺の樫の棒で攪拌して自然発酵を促し、熟成させまろやかで深みのある味を作り出したものです。

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小田島水産食品

名称小田島水産食品
住所〒040-0051 北海道函館市弁天町20番7号
発送可能日営業日
定休日なし
営業時間8:00~18:00
ABOUT ME
高山 義彦
ロカラの高山です。北海道の食を愛し、北海道のおいしい、地元道南のおいしいを探し続ける、食いしん坊。ロカラが運営するショッピングサイト「道南地元市場」の名物店長としても活動中!全国の消費者の皆さんに北海道のおいしいをお届けするために日々奮闘中!