経営

世界基準の安心安全にこだわり、国産米を世界に広げる函館米穀

1940年代、日本では米が不足するということが前提で、米は国の管理下に置かれており、米の流通経路は生産者→政府→消費者に限定され、これ以外の流通は一切認めらていませんでした。
戦後,食糧庁は購入した米を食糧配給公団経由で配給していましたが,食糧配給公団が1951年に配給業務の民営化によって解散したことから、函館米穀の前身である、函館地方食糧協同組合が発足されました。

現在は米の精米や販売に始まり、食料品や日用品、燃料など様々な日々の生活に関わる商品を取り扱っています。

ゆめぞうプレミアム米

ふっくりんこを3割、ゆめぴりかを3割、ななつぼしを4割の配合。北海道米を食べたいけど、どれを選べば良いか迷った時のファーストチョイスにおすすめ。
函館市内でもっとも聴かれているラジオ局FMいるかと地産地消の推進、ブレンド米のマイナスイメージを払しょくするために開発された、道南のプレミアム米を使用したブレンド米です。

北海道の米作りと一押しのブランド米

ー以前は「やっかいどう米」とも揶揄されていた北海道米が美味しいと評価されるようになった理由はなんでしょうか?

そもそも北海道は寒い地域なので米作りに向いていなかったため、比較的温暖な道南地域でしか生産されていませんでした。そこから研究が進められ、全道各地で栽培が可能になり、1961年には生産量日本一にまで成長しました。しかし、当時は質ではなく量を追及していた時代だったと言われていました。

ー質を追求するようになったきっかけは何だったんでしょうか?

米の消費量が激減したことや、自主流通米制度、特別自主流通米制度といった制度制定といった、色々な環境が変化したことによって北海道全体で美味しい米づくりを目指していくことになりました。

ー最近では本当に多くの北海道生まれのブランド米がありますよね。

そうですね。その中でも一番大きなインパクトがあったのは「ゆめぴりか」だと思います。今では全国でも有数の高級ブランド米として人気を博しています。「北海道米の新たなブランド形成協議会」という生産者が主体的に栽培基準や出荷基準を作ることによって、広い北海道でも味や品質にばらつきが無いように作られているんです。

ーいま一押しの品種はありますか?

「えみまる」が一押しです。「ななつぼし」並みの食味の良さと言われており、やわらかさや粘りが特徴的で、くせのない味わいです。省力化栽培の直播(ちょくはん)という、田んぼに直接種をまく農法に適しているので、北海道米の持続的な生産に一役買うと期待されている品種の一つです。

安心・安全との向き合い方

ー函館米穀さんの役割はどんなことでしょうか?

農家さんが収穫してくれたお米を精米、検査して、みなさんに食べていただくためにスーパーやレストランへ届けています。

ーその中で一番重要だと感じていることは何でしょうか?

安心安全なお米をお届けすることですね。

ー米の安心安全とはどのようなことでしょうか?あまりイメージできなくて…

米も立派な農作物ですから、野菜などと同じように残留農薬など注視することや異物混入を未然に防ぐことが必要です。そこで、私たちは2016年に「FSSC22000」という食品安全の国際規格を取得しています。

もちろん日本も食品の安全にとても気を使っていますが、ヨーロッパをはじめとした海外ではそれ以上に気を使っているので、求められる基準は高かったですが、会社全体で認証取得に取り組むことで、製造にかかわる部門のレベルアップに繋がったのは大きかったですね。

ー消費者側からは見えないところで食品の安全を確保してくれているんですね。ありがとうございます。

ー国際基準に合わせようとしたきっかけは何だったのでしょうか?

高品質なお米を作ろうと取り組んでいる生産者の方と取引させていただいていて、もっと海外の方にもこの美味しさを知ってもらいたいと思ったのがきっかけですね。

海外に輸出するためには国際基準を遵守していくことが重要になってきます。生産者の方や、地域のために微力ながら貢献できているんじゃないかなと思っています。

新しい風を吹き込み、世界で戦う準備を進める

ー石上さんが函館米穀に入社されるきっかけは何だったのでしょう?

前職は建設系のコンサル企業に勤めていて、畑違いではありましたが、代表である父から、会社に新しい風を入れたいという話しを聞いて、微力ながら会社に貢献できればと、入社することを決心しました。

ー新しい風は吹き込むというのはどんなこと何でしょうか?

前職では経験がない業務や新しい取り組みにチャレンジする機会に恵まれていました。異業種で培った経験や得意分野を活かし、北海道新幹線開業PRイベントや、食品安全の国際認証取得、日本産米の海外輸出など、事業の幅を広げながら、時代の変化に柔軟に対応していける組織作りに貢献できるよう努めてきました。

ーこれからどんなことに挑戦していきたいですか?

より産地と連携を強化して、より海外から評価していただけるような高品質なお米作りに挑戦していきたいですね。グローバルな食品基準を意識して、日本産米の世界的評価を高められるよう頑張っていきます。

ー本日はありがとうございました!

編集後記

色々なHPとかでも食の安全安心と掲げられているのを見て、大事なのはわかるけど実際どんなことが必要で、それがどんなことに繋がっているのか分かりませんでした。米の価格も、美味しさとか輸送費だけじゃなく、安全安心のための検査に必要な費用などが含まれている。全く意識したことがなかったですが、言われてみればそりゃそうだよなと。
世界の基準が全て正しいわけではないですが、世界と戦うためのスタートラインに立つために必要なこと。そこに立って初めて勝負できる。その準備を着々と進めて、着々と結果を残す。多くを語らない。1番かっこいい。

函館米穀株式会社

名称函館米穀株式会社
おすすめゆめぞうプレミアム米
住所〒040-8581 北海道函館市万代町20番28号
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ABOUT ME
波江 真
ロカラの波江です。1998年北海道函館市生まれ。新卒でロカラに入社し現在1年目。趣味は「筋トレ」「スポーツ観戦」「ダンス&ボーカル系」など様々。北海道に面白い仕事を創りたいと意気込んで日々奮闘中。多趣味を生かして、いろんな切り口で北海道の魅力を発信します!