経営

牧場の価値を高めるため触れ合いを重要視するひらかわ牧場

                                   

代表取締役 平川賢一さん

株式会社ひらかわ牧場

広島県出身。学生時代に趣味であったアウトドアで、北海道をツーリングする。大学卒業後、ツーリングで巡り合った牧場にて働き始める。14年間の見習い期間を経て、2010年に独立をし、ひらかわ牧場をオープン。2020年からは直営のアイスクリーム工房をオープンさせた。

北海道の最西部にある町せたな町は海岸線を眺めながらドライブができる、海と山に囲まれた町です。そんなせたな町で雄大な北海道の景色に魅せられて移住し、酪農を営むひらかわ牧場。

ひらかわ牧場では搾乳後24時間以内の新鮮な生乳を使用し、生乳本来の優しい甘さや風味をしっかり感じることのできるアイスクリームを作っています。

濃厚なのにくどさが全くない。数多くのフレーバーと可愛らしいパッケージは、食べる人みんなを笑顔にします。

そんなひらかわ牧場やアイスクリーム製造を行う平川賢一さんにお話しを聞いてきました。

移住のきっかけは雄大な景色に魅せられて

ー本日はよろしくお願いします。
平川さんはもともと北海道出身ではないんですよね?

そうですね。広島県出身です。

ーどうして北海道に住むことになったのでしょうか?

学生時代からアウトドアが趣味でツーリングをしていたんですよ。
ツーリングやっていたらやっぱり北海道は憧れの土地なので、学生時代に北海道を回っていたんです。

ー気持ちよさそう。。。

そこで見た広い大地に牛が放牧され、草を食べている姿だったり、馬が草地を走り回っている牧歌的な景色が強く心に残っていたんです。それが農業に憧れた始まりで。

ーThe 北海道って景色ですね。

大学で生物化学を専攻していて、就職活動をしていたんですが、やっぱり自分は体を動かしている方が合ってるなって思って、農家実習を経験していくうちに牧場の経営に興味を持って北海道に来ました。

ー初めはどちらの地域にいたんですか?

初めはツーリングをしている時に出会った十勝の牧場でお世話になりました。

ーツーリングで出会った方のところで働き始めるなんて!素敵!

その後に、静岡で育成牧場と言って、仔牛を育てる牧場を営んでいる方を紹介していただいて、静岡に行くことになりました。

ー北海道を離れるんですね。何か北海道との違いはありましたか?

1番に感じたのは牧草についてですね。

ーどのあたりに違いがあるのでしょうか?

北海道は土地が広いので牧草を自給することが比較的容易なんです。
ですが、静岡だけでなく、北海道から外へ出ると土地がどうしても狭くなってしまうので、牧草は仕入れるものというのが基本になってしまうんです。

ー仕入れると何か不具合があったりするのでしょうか?

いえ、悪い影響が出るということではないんです。

ですが、私はおいしい牛乳を作る上には「土づくり・草づくり・牛づくり」が絶対に必要な条件だと思っているんです。その大事な要素の一つを自分で責任を負えないのは厳しいなと感じたんです。

ーそれでまた北海道に戻ってくるんですね。

別海町に行って、また一度静岡に戻ったんですが、すぐに八雲町に戻ってきて、今に至ります。転々としてるんです(笑)

理想の牧場を作るために

ー今はせたな町でご自身の牧場を経営されていますよね。牧場を作る上で大事にしている事はありますか?

2つ掲げていることがあります。

1つは「牧場を訪れた人と牧場で働く人や牛それぞれが直接触れ合うことが出来る場所を作りたい。」

もう1つは「それぞれが笑顔で触れ合った環境で作られた新鮮な牛乳や乳製品をその場で味わえる場所を作りたい。」

ー「触れ合う」という言葉がキーワードになっているんですね。

そうですね。今は牛と人が直接触れ合うことなくシステマチックに搾乳ができるような機械化がどんどん進んでいます。また放牧する牧場も少なくなっているので、北海道でさえ草を食む牛の姿を見られることが珍しくなってきました。

生産効率を上げ、生産量を増やすことはもちろん大切なことです。

ただ、大学時代に憧れた「牛が自然に溶け込んだ、自由に動き回れる放牧酪農の景観」を維持しながら高品質で安全・安心な生乳や乳製品を提供し地域の魅力を広めることをしたいと思ってこの2つを掲げています。

ーその2つを実現するために何か取り組んでいることはありますか?

人と牛が触れ合うためにも、安心安全と衛生管理の徹底を見える化するために「農場HACCP認証」を取得しています。

アイスクリームの素材にこだわり、可能性を探る

ーアイスクリームを作る上でのこだわりは何でしょうか?

素材ですね。

アイスクリームを作るにはやはり美味しい牛乳が必要です。

先ほどもお話ししたように、美味しい牛乳を作る上には「土づくり・草づくり・牛づくり」が重要です。

そのためにも、私たちは化学肥料を一切使わず牧草を栽培し、その牧草地に牛を放し、大自然の中で牛たちはのびのびと過ごしています。

生乳本来の味を損なわないよう、低温殺菌した搾乳後24時間以内の新鮮な牛乳でアイスクリームを作っています。

ー濃厚なのにくどさを全く感じなかったです。

試行錯誤してなんとか理想の味に近づけています。

ー今でもかなりの数のフレーバーが用意されていますが、これからアイス作りで挑戦していきたいことはありますか?

北海道の旬の素材を使ったアイスクリームは開発していきたいですね。

今でも「せたなの潮トマト」という地元素材とコラボしたフレーバーを作っています。ですが、農作物に限らず、海産物もうまく使っていけたらと思っています。

ー(海産物フレーバーのアイス…!?)

うにや昆布を使ったアイスがすでにあったりするので、可能性は探っていきたいですね。

ー牧場として挑戦していきたいことはありますか?

牧場がアイスクリームを作るというような6次産業化はあたりまえになりつつあります。その先の価値を作れるように、掲げている理念を追求できるようなことはしていきたいですね。

牧場の景観そのものにフォーカスを当てたり、アニマルセラピーのような動物と触れ合う事で得られる癒しなどを提供できるようにしたりと、できることはまだまだあると思っているので、何でも挑戦していきたいですね。

ー本日はありがとうございました!

ライターが選ぶ!ひらかわ牧場おすすめの商品

4種類のアイス詰め合わせ

ひらかわ牧場では搾乳後24時間以内の新鮮な生乳を使用し、生乳本来の優しい甘さや風味をしっかり感じることのできるアイスクリームを作っています。化学肥料を一切使わず牧草を栽培し、その牧草地に牛を放し、大自然の中で牛たちはのびのびと過ごして育った牛乳は濃厚なのにくどさがありません。

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ひらかわ牧場

名称株式会社ひらかわ牧場
おすすめ4種類のアイス詰め合わせ
住所〒049-4511 北海道久遠郡せたな町北檜山区松岡164-10
営業時間
定休日
発送可能日
備考
ABOUT ME
波江 真
ロカラの波江です。1998年北海道函館市生まれ。新卒でロカラに入社し現在1年目。趣味は「筋トレ」「スポーツ観戦」「ダンス&ボーカル系」など様々。北海道に面白い仕事を創りたいと意気込んで日々奮闘中。多趣味を生かして、いろんな切り口で北海道の魅力を発信します!