職人

1970年創業大沼で昔ながらの絶品佃煮を作り続けるつしま謹製

3つの沼と126の小島からなる、豊かな自然と雄大な景色が人気の大沼国定公園。そんな大沼駅のほど近くに位置するつしま謹製は、大沼で獲れたわかさぎを、昔から変わらない味付けと製法で佃煮を作り続けており、直営店には観光客や地元からのお客さんが買い求めに来ています。

昔から愛され続けている佃煮の美味しい理由

大沼名産のわかさぎを釜に入れて、醤油、砂糖、みりん、水飴と昔から変わらない味付けで作り続けています。

大沼のわかさぎは小ぶりでありながら脂が乗っていて美味しいと評判です。

味しっかり目の、甘じょっぱい、誰もが好きな味。小さいのに、噛んだら魚の脂の美味しさを感じる。

最高に美味しいです。

ごはんにのせたり。

七味をかけてビールで流し込んだり。(代表の對馬さんオススメ!)

一度食べたら明日もつまみたくなる。なんなら数時間後、数分後、数秒後につまみたくなる味わい。

はじまりはわかさぎ漁から。佃煮は町を盛り上げるため。

今回お話を聞くのはこの方!

つしま謹製の代表である對馬義明さん。お客さんとの接客中も常に笑顔で、お話しすると勝手にこっちが安心感を覚えるタイプの優しさ溢れる方。

ー創業は何年になりますか?

1970年です。私で4代目なのですが、創業前から先代はわかさぎ漁をしていました。はじまりは商品を作っておらず、魚の卸だけをしていました。

ー自分たちで商品を作ることになったきっかけは何だったんでしょうか?

町として何か特産品を作ろうという動きの中で、大沼で獲れるわかさぎにスポットが当たったのがきっかけですね。卸先でのわかさぎの食べ方を参考にして、道南圏の人たちは味が濃い目のものが好きだったので、甘じょっぱい佃煮を作り始めました。

ー佃煮が始まりだったんですね。

そうですね。その後に、1本1本手作業で串刺しにしていくいかだ焼きや、串に刺さっていない状態のバラ焼き、わかさぎ以外にも川エビも加工しています。

ー對馬さんのご出身はどちらですか?

大沼出身です。私も17歳の頃からわかさぎ漁の手伝いをしていました。

わかさぎ漁の様子

ー当時からつしま謹製を継ぐという意識はありましたか?

ほとんど無かったですね。わかさぎが獲れるシーズンの時だけ手伝っていましたが、シーズン以外は大工などをしていました。

ーそこから継ぐことになったきっかけは何ですか?

父親が急に倒れてしまってからです。私が28歳の頃だったんですが、それまでは漁の手伝いくらいしかしていなかったので、会社の経営なんて全く分かりませんでした。それでも、大沼の方々は優しくて、サポートしていただいて何とか今まで続けることができました。

大沼で獲れるわかさぎは小ぶり。食べやすさは美味しさにつながる。

ー大沼で獲れるわかさぎは他の産地との違いはありますか?

小ぶりながら脂がしっかり乗っていることですね。わかさぎは1年魚なんですが、大沼のわかさぎは他の産地で獲れるくらいの大きさになるには倍の2年は必要なんです。それでも、小ぶりのまま1年で獲るのは、しっかり脂が乗っているからなんです。

ー小ぶりだと何かメリットがあるのでしょうか?

食べやすいというのが大きいですね。それ以外ではデメリットが多いかもしれません。小さい分、血が回りやすく、腐りやすかったりもするので、早く加工することが大事なんです。私たちは獲ってきたその日のうちに加工するので、美味しい状態でみなさんのもとへ届けることが出来ています。

ー味付けのこだわりはどんなことがありますか?

味付けは本当に昔ながらの味付けです。醤油、砂糖、みりん、水飴を合わせたものの中にわかさぎを入れて釜で煮詰めていきます。わかさぎは小さいのでかき混ぜたりすると身がボロボロになってしまうんです。そのため、火加減で調整するしかないので、シンプルな味付けではありますが、加工する際はとても神経を使っていますね。

ー昔ながらで言うと、パッケージも昔ながらの雰囲気があっていいですね。

今は閉じてしまったんですが、地元の写真屋さんで販売していたポストカードをパッケージにさせていただいたんです。大沼と駒ヶ岳、それに大沼で漁をしている様子。まさに自分たちの様子だなって思って。写真屋さんにお願いしたところ、 二つ返事で使っていいよと言っていただけたんです。

駒ヶ岳をバックに大沼で漁をしている様子

4代目が目指すもう1つの大沼名物

ー今後挑戦したいことはありますか?

もう1商品くらいは開発したいなと思っています!

ーわかさぎや川エビを使った新商品開発ですか?

実は大沼ではそれら以外にも、ヘラブナなどが獲れるんです。ヘラブナに限らずですが、大沼で獲れるものを活用した商品を作りたいですね。

ー楽しみです…!本日はありがとうございました!

編集後記

取材に伺った時も地元の方、旅行で大沼に来た方が直売所に訪れていました。接客がとても親しみやすい雰囲気で、買いに来ていた方も笑顔になっていたのが印象的です。シーズンによっては事前に予約しておくと、わかさぎのバラ焼きや、通常は佃煮でしか売られていない川エビも蒸して少し塩を効かせたものが買えるようなので、この記事を読んだ方は一度聞いてみるのもおすすめです。

ライターが選ぶ!つしま謹製おすすめの商品

元祖わかさぎ佃煮

味付けはいたってシンプルで醤油、砂糖、みりん、水飴。それらと一緒にわかさぎを煮込んでいく。身の小さいわかさぎはかき混ぜたりするとボロボロになってしまうため、火加減のみで調整。こだわりの、昔ながらの佃煮をお楽しみください。

商品ページへ

つしま謹製

名称ダイマル つしま謹製
おすすめ元祖わかさぎ佃煮
住所〒041-1354 北海道亀田郡七飯町字大沼町211-7
営業時間9:00~17:00
定休日月曜日
発送可能日営業日
備考
ABOUT ME
波江 真
ロカラの波江です。1998年北海道函館市生まれ。新卒でロカラに入社し現在1年目。趣味は「筋トレ」「スポーツ観戦」「ダンス&ボーカル系」など様々。北海道に面白い仕事を創りたいと意気込んで日々奮闘中。多趣味を生かして、いろんな切り口で北海道の魅力を発信します!