北海道の中でも水産資源に恵まれた鹿部町にあるイリエ船橋商店の代表船橋敦子さんに「地域で腰を上げる重要性」について伺いました。

イリエ船橋商店の看板商品たらこと明太子

イリエ船橋商店の看板商品には「海峡たらこ」と「はちみつ明太子」があります。たらこと明太子の製造は昭和50年から始めたもので、40年以上の歴史があります。地元鹿部を中心に親しまれ続けているたらこは2014年にその北海道が優れた魅力を持つ道産加工食品として、「北のハイグレード食品」に認定された一品です。
明太子はピリッとくる辛さが特徴ですがイリエ船橋商店は「はちみつ明太子」です。はちみつは明太子と相反するもののように感じますが地元産のはちみつと十勝産のてんさい糖を組み合わせることで旨味が増し、コク深い辛みのある明太子になっています。どちらも食品添加物だけに頼るものではなく手間と工夫を惜しまずに素材がもつ美味しさを生かしながら製造している一品です。

地域一丸となって作り上げた軽石干し

軽石干しは鹿部町製品開発研究会の中で鹿部の軽石と恵まれた水産資源を活かして新しい名物を作りたいという想いのもと、九州の灰干しをヒントに開発が始まりました。軽石干しの開発に並々ならぬ情熱を燃やしたのが研究会の鈴木さんです。その情熱にイリエ船橋商店が賛同し開発が進みました。使用する軽石の粒度や干す工程におけるその温度や時間、様々なパターンを試行錯誤し、時には北海道立工業技術センターの力を借りながら開発を進めました。
定期的に鹿部町民を集めて公民館での試食会かねた意見交換会も実施し完成したのが2017 年の年末。軽石干しは3年という年月を費やして完成にたどり着きました。この軽石干しはイリエ船橋商店や鹿部町製品開発研究会だけの想いだけではなく、鹿部町民の想いが詰まった商品なのです。
ライターが選ぶ!イリエ船橋商店おすすめの商品

軽石干し ほっけ
活火山の駒ヶ岳で取れる軽石の優れた吸収性を活かした軽石干しは、一般的な一夜干しよりもふっくらしっとり食感を生み出しています。暖流と寒流が交わる好漁場を持つ鹿部町で獲れるほっけは脂の乗り具合と身のバランスがとても良く、厚みもあるため食べ応えも抜群です。
株式会社 イリエ船橋商店
名称 | 株式会社 イリエ船橋商店 |
おすすめ | 軽石干し ほっけ |
住所 | 〒041-1402 北海道茅部郡鹿部町鹿部68 |
営業時間 | 9:00-18:00 |
定休日 | 日曜 |
発送可能日 | 営業日 |
備考 | – |
